iDeCo解約|手続きの流れと完了までの期間を実例で解説|SBI証券

投資

仕事を辞めた事がきっかけでiDeCoを解約(脱退)しました。

支払いを停止する事も考えましたが、イデコをやめる事にした理由はこんな感じです。

①国民年金は免除中であるため掛金の拠出ができない

②しばらく無職である(1年ほど)

③働きに出てもフルタイムで働くのは難しいので(自営業検討)収入が未定

④掛金の停止中であっても毎月手数料がかかりマイナスである

原則idecoは解約できない

原則idecoが解約できない事をご存じの方も多いと思います。iDeCo公式サイトでも下記の内容が示されています。

iDeCoは、老後の資産形成を目的とした年金制度であることを理由に税制優遇措置が講じられており、一般の貯蓄等とは異なります。加入後は、原則、60歳以降の受給年齢に到達するまで、資産を引き出すことができません。

掛金の拠出の継続を希望されない場合は、iDeCoの加入者資格を喪失する手続きを行い、「運用指図者」として、それまでの積立金の運用を継続いただく必要があります。
なお、例外として、脱退一時金の給付がありますが、国民年金の保険料免除者になるなどの一定の要件を全て満たした場合に限られます。

掛金の拠出が難しい場合は減額する(最低5000円)か運用指図者となる事を検討しますが、例外として脱退一時金の給付が条件をクリアすると認められるようになっています。

運用指図者とは、加入者の方のように掛金を拠出するのではなく、既に積み立てられている資産の運用のみを行う方のことです。※積立はできないが運用はできる。しかし毎月手数料がかかる。

脱退一時金請求の条件

個人型年金は、原則として、中途解約して払い戻しを受けることはできません。ただし、以下の1~5の支給要件をすべて満たす場合は、脱退一時金を受給することができます。

  1. 国民年金保険料の納付を免除されている事
  2. 確定拠出年金の障害給付金の受給権者ではないこと
  3. 通算拠出期間が5年以下、又は個人別管理資産が25万円以下であること
  4. 最後に企業型確定拠出年金又は個人型年金の資格を喪失した日から2年以内であること
  5. 企業型年金の加入者資格喪失時に脱退一時金を受給していないこと

※1国民年金保険料の全額免除・一部免除・納付猶予のいずれか。

支給要件の確認

私の場合②⑤はすでに該当、①③④が該当するか?が支給要件になります。

1.国民年金保険料の納付を免除されている

⇒ 退職したタイミングで『国民年金保険料免除申請』を市役所で提出し、全額免除中のため該当

※全額免除・一部免除・納付猶予のいずれか

2.該当

3.通算拠出期間が5年以下(注1)、又は個人別管理資産が25万円以下であること

⇒ 2019年から2021年までの3年間なので要件の通算拠出期間5年以下に該当

※5年以上でも管理資産が25万円以下であれば該当

4.最後に企業型確定拠出年金又は個人型年金の資格を喪失した日から2年以内であること

⇒ 申請時点で1年未満の為該当

5.該当

5項目すべて該当していたので支給要件を満たすようです。

手続きの流れ

私はSBI証券でiDeCoの積み立てを行っていたので、SBI証券の場合の流れを説明します。

SBI証券は運営管理機関ですが業務の一部をSBIベネフィット・システムズに委託しています。請求内容によって申請先が変わります。脱退一時金の請求をしたかったのでSBIベネフィット・システムズに電話をした所、その前に提出が必要な書類がSBI証券側である事が判明しました。

手続き内容によって請求先が分かれており、書類の請求も各会社に行う必要があります

今回の手続きに必要だった書類は3つありました。1と2はSBI証券。3はSBIベネフィット・システムズに書類の請求を行います。

  1. 加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)
  2. 加入者資格喪失届
  3. 確定拠出年金 脱退一時金 裁定請求書

手続も上記1⇒2⇒3の順番で進むようです。詳しく説明していきます。

加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)

この手続きは結婚、就職、退職などで被保険者の種別が変わった時に必要になる手続です。

私の場合、会社員(第2号被保険者)⇒無職(第1号被保険者)になったので提出を求められました。

すでに手続きが完了している人であればこの項目は必要ないですね。

今回は第2号被保険者から第1号被保険者に

書類はSBI証券に請求

加入者資格喪失届

掛金の拠出をやめて運用指図者となるか資格喪失理由に該当した場合に必要になる手続です。

解約の条件1に関係する手続ですね。

資格喪失理由はいくつかありますが、今回は保険料免除が理由になります。

書類はSBI証券に請求

確定拠出年金 脱退一時金 裁定請求書

SBI証券で加入者資格喪失届が受理されると、最後にやっと脱退一時金の請求書が処理される事になります。

上記3つの書類は同時に請求、提出する事ができます。SBIベネフィット・システムズでは、先にこの書類が届いても加入者資格喪失届の受理まで保留になるので問題ないとの事でした。

書類はSBIベネフィット・システムズに請求

準備するものまとめ

SBI証券にWEBまたは電話で請求

  • 加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)※必要な場合
  • 加入者資格喪失届

※添付書類

  • 本人確認書類
  • 加入者資格喪失理由によって必要となる書類。今回は国民年金保料免除が理由なので、国民年金保険料の納付免除等を確認できる書類

SBIベネフィット・システムズに電話で請求

  • 確定拠出年金 脱退一時金 裁定請求書

※添付書類

  • 印鑑登録証明書または住民票の写し(本人のみ記載。本籍、マイナンバー、住民票コード無し)どちらも3ヵ月以内の原本。
  • 国民年金保険料の納付免除等を確認できる書類

※状況によって必要な手続が変わるはずですので、機関に問い合わせをしてくださいね。

注意点

①書類の請求はWEBより電話がいいかもしれません。以前別の請求をする際、WEBから行ったのですが、そもそもの書類が間違っていて、書類取寄せ⇒投函⇒到着後不備判明⇒再度書類取寄せとめちゃくちゃ時間が掛かりました。

②書類に添付漏れと記入漏れがあったのですが、その連絡が来るまで投函から1ヵ月近く経った頃だったので驚きました。しかも2回!どちらもそれなりに日数が経過していたと思います。それからまた投函して・・・・・ってどんだけ時間かかるの!?不備があるとそのやり取りだけで相当の時間が無駄になります。

とにかく書類を提出して処理されるまでには数か月かかる様です。その間も毎月手数料は引かれるのでしっかり内容を確認してから、万全の状態で提出しましょう。

脱退一時金の税金について

ふと一時金を受け取った時の税金が気になり確認しました。

脱退一時金は『一時所得』になり、総合課税です。自分で確定申告が必要があり、SBIベネフィット・システムズでは源泉徴収致しません。

ですが一時所得の総額が50万円以下の場合は原則確定申告は不要。

税金については個別で確認が必要ですね。私の場合は確定申告不要でした。

ちなみにこちらは事務手数料の履歴です。手続きを始めた11月から拠出していない2月現在も毎月66円の事務手数料が資産を取崩して支払われています((´;ω;`))

払い戻しまでの期間

結論を言いいますと2021年11月4日に書類を投函しましたが、2022年2月末現在もまだ支払いはありません。心配になって問い合わせをした所回答を頂きました。

お客様の脱退一時金請求書類は11/8に弊社にて受領しておりましたが、資格喪失届の不備があり資格喪失のお手続きが完了するまで3ヵ月ほどお時間を要しておりました。現在、脱退一時金の裁定を開始しております。このまま順調に処理が完了すれば、脱退一時金につきましては4/25に支給される予定です。裁定完了後、「給付裁定結果通知書」、現金化完了後「給付金支払通知書」をご登録の住所宛に郵送しますので、詳細につきましてはそちらでご確認ください。
(尚、裁定の結果、脱退一時金をお受け取りになれない場合がありますことをお含み置きください。)

はい。不備があって長引いているとありますね。不備連絡があった時はその処理を1~3日で解消し、すぐに返送したのですが、それでも3ヵ月かかってます。現在は不備が解消されて最後の手続きに取り掛かっているようですが、もしここで再度不備が出たら・・・また待つ事になりそうです。

このままスムーズに進めば4/25支給予定だそうで、投函から一時金支給まで約6ヵ月の時間が掛る事になります。不備がなければ4ヶ月位でしょうか。いずれにしても脱退一時金を受け取るまではそれなりの時間を覚悟した方がよさそうです。

裁定完了後は「給付裁定結果通知書」が届くようですね。

まとめ

iDeCoの申し込みをした時も拠出が始まるまで時間が掛かった記憶があったけど、解約する時はその時の倍の時間が掛かる様です。

とにかく書類に不備がない事と、必要な書類が間違っていたり、抜けていたりが無いように電話で問い合わせをして準備を進めた方がいいなと思いました。

加入時には長期計画で続ける予定でしたが、途中でその計画が変わってしまう事もあるかもしれません。今回は無事に解約する事が出来てホッとしました。もし今後iDeCoを始めたくなった時、もう一度加入できるのか聞いてみたら、再加入可能と言われのでその点も安心できました。

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