脱退一時金の申請から受取りまでのスケジュールと、添付書類や注意点について説明します。
私自身が行った申請時の様子を過去記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい
脱退の条件
- 国民年金保険料の納付を免除されている事
- 確定拠出年金の障害給付金の受給権者ではない事
- 通算拠出期間が5年以下である事、または個人別管理資産が25万円以下である事
- 最後に企業型年金加入者または個人年金加入者の資格を喪失した日から起算して2年以内である事
- 企業型年金の加入者資格喪失時に脱退一時金を受給していない事
スケジュール
書類を返送してから給付金が振り込まれるまでの流れです。
返送する脱退一時金の書類は事前に自身の管理機関へ申請し準備する必要があります。

一時金の振込までには2ヵ月~3ヵ月程度かかる
これはスムーズ進んだ場合の最短期間と思っていた方がいいかもしれないです。不備や事前に済ませておくべき手続きが残っていると、それらの手続きが完了するまでは裁定に進まないからです。
※その他注意点にその他の書類を記載しています参照ください
書類の提出期限
加入者資格喪失日から起算して2年以内
裁定について
並行口座確認
他の確定拠出年金の加入状況の確認を行い、その情報を確認のうえ脱退要件を満たしているかを判定されます。
還付金確認
国民年金保険料の未納、あるいは加入者たる資格を有しない期間に拠出した掛金がないかどうか、国民年金基金連合会へ照会が行われます
当該掛金が判明した場合、還付金と脱退一時金を分けて返金され、還付手数料が発生する
通知書類について
給付裁定結果通知書
裁定が完了したら速やかに登録の住所あてに郵送される
※不支給となる場合もある
給付金支払通知書
現金化完了後に振込予定日・送金額が記載された通知が登録住所あてに郵送される
※振込手数料を下回った場合は脱退一時金の支給はない
必要書類
確定拠出年金 脱退一時金 裁定請求書
ご自身の管理機関へ請求
印鑑登録証明書
または
住民票の写し
上記のうちいずれか1点が必要
どちらも発行から3ヵ月以内の原本
※住民票を使う場合本人のみ記載・本籍・マイナンバー・住民票コードの記載がないものを準備します
国民年金保険料の納付免除等を確認できる書類
例として下記のようなものになります
□ 国民年金保険料免除・納付猶予申請承認通知書のコピー
□ 国民年金保険料免除・納付猶予・学生納付特例期間証明書のコピー
□ 学生納付特例申請承認通知書のコピー
書類が受付けられた時点で免除期間が終了していると無効になります
※コピーの際は氏名・基礎年金番号・期間が記載されている面をコピー

振込日・手数料
振込手数料に440円かかる
振込日は給付金支払通知書で確認
振込日当日は着金が午後になる場合がある
税制上の取扱い
脱退一時金の所得区分は一時所得になります
一時所得は総合課税になり、自分で確定申告を行いますが、一時所得の総額(その他に所得があれば合算)50万円以下である場合、原則確定申告不要となります
詳細については税務署等への相談がおススメです
その他注意点
- 書類受付後はスイッチングの申し込みが出来なくなっています。希望する場合は書類返送の前に済ませておきましょう。
- 支払額が100万円を超えた場合マイナンバーの提出が必要になります。後日マイナンバー提供のお知らせが届くのでその時対応します
- 請求書類が受領され裁定が始まると、変更・キャンセルの受付が出来なくなっています
- この記載事項は2021年4月1日時点のものです。2022年11月に自身の手続きの際は有効でしたが。法令や規約の変更により内容が変わる場合もあります。
- 下記手続きが必要な方は事前に済ませるか、同時に提出できるようにしましょう
加入者資格喪失届
国民年金保険料を免除され、資格喪失者になるにはこの書類を提出します。
資格喪失の手続き完了まで約2ヶ月ほど時間が掛かります。
資格喪失の手続きが完了するまでは脱退一時金の手続きはできません
加入者等氏名・住所変更届
住所・氏名の変更がある方はこの書類を提出します
手続き完了まで2~3週間ほど時間が掛かります
手続きが完了するまでは脱退一時金の手続きはできません
まとめ

個人的な感想ですが、手続きにはそれなりの時間が掛かかります。返送日から受理までに2週間ほど、その後不備があり書類が自分の所へ戻って来るのに2週間ほどかかってます。
また、事前に済ませてなかった手続きがあり、その申請が完了するまで脱退一時金の裁定が始まらないので、ある程度の期間が必要になると思っていた方がいいですね。


